2012年度のもの


●アルゴリズム過去問演習は増やしてもらえませんか。特に平成21年の秋の問題が抜けているので、解説をお願いします。

福嶋
: 過去問演習については、現在の試験制度になった平成21年以降の問題について解説する予定です。また、テキストに掲載している過去問題も解説します。
 平成21年秋期のニュートン法は、微分や接線などが出てくるので、高校数学が得意な人以外は、自信をなくすことになりやすく、早い段階で解いてみる必要はないと考えています。
 ニュートン法は、278ページで扱っていますので、その解説が終わったら平成21年秋期試験問8の解説動画も作ることにしましょう。

 実は、2010年版の別冊付録で、この問題の解説を書いていますので、3月中にゼミ動画を作れない場合は、その解説だけでもPDFでアップします。

(賞味期限:平成21年秋期問8の解説動画をアップするまで)

●24年度春のC言語やアルゴリズム問題の予想はどのようにして、自・分・で・ 行うことができそうですか?

福嶋: そろそろ画像処理か文字列処理が回ってくる頃かな、と思っています。平成23年秋期に、ITパスポート試験(中問A)で図形の圧縮や回転が出題されています。基本情報でも、平成21年春期問1で画像の圧縮が出題され、画像の回転も過去に出題されたことが何回かあります。
 ただし、予想はあくまで予想で、1,2年ずれることもあれば、完全に外れることもあります。例えば、上のニュートン法は、ニュートン法が出そうだと完全合格教本に書いてから、3年後ぐらいに出題されています。また、2分法が出るぞ、と予想問題まで作り掲載しましたが、こちらはまだ出題されていません。

 確実に合格するためには、どんなアルゴリズムが出題されても、得点できるような学習と対策をすべきですよね。

 疑似言語プログラムだけでなく、C言語やCOBOL、CASLでも同じなのですが、基礎的な制御文や文法が理解できたら、後は試験問題レベルの問題(過去問でいい)を、20本から30本をじっくりと読み込んでみてください。それまで勘でなんとなく穴埋めをしていた人でも、早い人で20本目、遅い人でも30本目ぐらいに、「おや、わかるぞ!」、「解けるぞ!」という感触が持てます。
 設問に関係のないところもきちんと理解するように学習すれば、満点近くとれるようになります。ただし、未経験者の場合は、少なくとも1日1時間で、3カ月はほしいですね。

 もっと力がつくのは、きちんと理解した問題を、2,3日後に、問題文だけを見て、つまり、問題文をプログラム仕様書だと思って、ゼロからプログラムを作ってみることです。本当に、アルゴリズムを理解しているかどうかが分かります。そして、アルゴリズムのパターンが身について、貯金されていきます。専門学校では、実習授業でよくやっていました。ただし、試験問題と同じプログラムを作る必要はないため、結果がおかしいときや、エラーが取れないときなど、指導者がいないと厳しいかもしれませんね。

 あまり時間をかけずに、とりあえず合格証書が欲しいという場合は、アルゴリズムやプログラム言語が足を引っ張らないように、6割を要領よくとっていく戦術もあるでしょう。
 基本情報の疑似言語プログラムは、どのアルゴリズムでも、配列操作についてよく問われるので、配列操作について重点的に学習しておくのがいいと思います。

(賞味期限:平成24年春期試験まで)

●完全合格教本5章にCASLはのってませんね。(略)その書籍もってないので注文し直しです。

福嶋: C言語を選択されているようですので、4月試験に向けて今からCASLを始めるよりも、C言語を続けたほうがいいですよ。

 私は、学生さんにはCASLをすすめていますが、少なくとも3カ月ぐらいの学習期間を想定した上でのことです。しかも、並行して、アルゴリズムの学習には、C言語を使うようにすすめています。

 当初、アルゴリズム補講のゼミ動画を視聴されるのは、CASLや表計算を選択される社会人の方が多いだろうという予想から、アルゴリズムの学習にVBを使うことをすすめています。
 しかし、時間のある学生さんは、少し苦労することになったとしても、C言語のほうがいいと思います。

(賞味期限:平成24年春期試験まで)



*質問を書いたのに回答がないという方、ごめんなさい。後日、回答します。
  質問を分類したほうがいいのですが、手間の問題で、しばらくはべた書きします。